お役立ちコラム

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これでわかった! 3分で読める「美容室の数字」

お金の不安を取り除きませんか? これでわかった「美容室の数字」

お金の不安は2つの原因から

モヤモヤした不安の正体は?
「借金の返済が大変で満足に給与をとっていないよ」「今は順調だけど、このままずっと美容室経営を続けていけるか不安だ」と多くの美容室経営者はお金のことで不安を抱えています。
なんとなく「不安」というものです。これは、お金(=数字)のことを把握できていないからです。そのため、「なんとなく不安だ」と感じているのではないのでしょうか? では、なぜ数字のことを把握できないのか?
原因は2つあるでしょう。

  1. お金がどのように流れて、毛家がたまっていくかという全体像が分かっていないから

    「設備の減価償却について」とか「給与の源泉所得税の計算方法について」とか細かい部分を見てしまうと、理解しづらいです。それよりも、大きく美容室にいくらのお金が入って、いくらのお金が残るのかを知ることのほうが大切です。

  2. 試算表や決算書は専門用語と数字の羅列でビジュアル的に理解しづらいから

    試算表や決算書は税理士や税務署、銀行員など会計の専門家向けです。
    そこまで理解する必要はない美容室の経営者がそういった資料を見て理解しろというのがそもそもの間違いです。
    グラフや図をたくさん用いてビジュアル的に把握すれば、簡単に理解できることです。
    わざわざ難しい方法で理解する必要はありません。

全体像をビジュアルで把握してモヤモヤを解消!

大きな視点で見てみよう! これがお金の流れの全体像です。
まずはこれを頭に叩き込んでください。

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多くの方が考える「儲け」というのは「青い部分の8」ですが、実際に残るお金は「緑の部分の1」しかありません。
全体像は上図の通りになるのですが、いきなりですと理解しづらいので、一つずつ見ていきましょう。

まず、一番左に売上高が来ます

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カットの売上とシャンプーなどの商品の売上の合計です。

変動費と粗利益

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シャンプー、カラー剤などを変動費とします。
たくさんのお客さんが来店してくれたら、変動費も増えていきます。つまり、売上と連動する費用を変動費といいます。
そして売上高から変動費を引いたものが粗利益です。

固定費と利益

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毎月の家賃や給与などを固定費とします。
お客さんがたとえ0人だったとしても固定費は発生します。
つまり、売上と連動しない費用を固定費といいます。
そして、粗利益から固定費を引いたものが利益です。

税金の存在をお忘れなく

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利益が出ても、それがすべて残るわけではありません。
税金を払います。
利益から税金を払って、その残りが純利益となります。

純利益が手元に残るお金ではない

やっと、純利益が出た! これが手元に残るお金か。と思ってしまいそうですが、実はもう少しあります。
ここでは、減価償却費2を純利益に足します。
減価償却費とは固定費の中に費用として入っているのですが、お金は出ていっていません。
「費用だけどお金は出ていかない=純利益に減価償却費をプラスする」のです。
これで手元のお金は純利益5+減価償却費2で7になりました。
ここから、「銀行へ借入の返済4」をして、「設備投資2」をして、「残ったお金1」となります。

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どうでしたか?

さっそく、あなたの美容室の数字を当てはめてみましょう。

10分でできる「目標売上の決め方」

いくらの売上があればいいのでしょうか?
美容室の全体像を理解できれば、目標売上の求め方は簡単です。
全体像では売上高から見ていきましたが、 今回は、「残ったお金」つまり、逆から見ていきます。

STEP 1

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「残ったお金」+「借金返済額」+「必要投資額」を求めます。

STEP 2

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「目標利益」を求めます。税金で半分取られますから、倍必要ですね。

STEP 3

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「目標粗利益」を求めます。固定費は予想できますよね。

STEP 4

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「目標売上」を求めます 売上高×粗利率=粗利益でした。よって、粗利益÷粗利率で売上高を求めましょう。
粗利益270÷90%=目標売上高300となります。

えっ!こんなに簡単なの?

そうです。 これで、大まかな目標売上高をつかむことができます。
目標売上高がまとまったら、1日の目標売上高を求めたり、1日の来店客数を求めたりすることができます。

美容室の記帳代行・決算・確定申告はお任せください

一般の方が、確定申告を行うことは、長い時間が必要になります。
個人の所得税の確定申告なら、長い時間と労力を費やせば、なんとかできるかもしれません。
しかし、法人の確定申告をご自分で行うのはかなり難しいと言っていいでしょう。
また、節税のための方法、有利になる経理処理方法など、知らずに申告をすると、お金を節約するために、長い時間をかけたのに、結局損してしまうということもあります。
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